弱さをみせよう 清原和博さんをみて思ったこと
清原和博さんについて
清原選手といえばたいしてプロ野球について詳しくない私でも知っているようなレジェンド!
私の応援している西武ライオンズにもいた選手です。
ただ、皆さんご存知のように覚せい剤で逮捕され、その凋落について騒がれましたね。
最近では元プロ野球選手のYou Tubeにゲスト出演したり、ワールドトライアウト2019へ監督として参加したりと少しずつ世間とのつながりが出てきているようでした。
そして、先日執行猶予の期間が終わり、プロ野球ニュース(私は見ていないんですが)や片岡篤史さんのYou Tubeにも出演。
そこで、清原さんをみていろいろと感じたり思ったりしたことがあったので、今回ここで表現してみます。
清原さんの印象の変化
ぶっちゃけ、選手時代からあんまりいい印象はありませんでした。
私の場合、あんまり西武時代は覚えていないんですが、巨人時代あたりからは記憶があり柄が悪くて偉そうというイメージ。
野球選手と知らなければ反社会勢力の方かしらって感じでした。
私の中ではそのイメージのままだったので、覚醒剤の事件が置きても来るべき時が来たなくらい。
そして、プロ野球選手として誰もが知っているほど成功していても幸せじゃないんだなと感じたのを覚えています。
人生にある程度満足していれば、わざわざ薬に手を出してそれをぶっ壊す必要ないですしね。
それと同時に、世間が求めている強い清原和博と実際の年齢や怪我に抗えない部分がある弱い自分のギャップに苦しんで孤独な人だったのかなとも思いました。
弱ければ弱いほどそれを認められなくて大きく強く振る舞っていたんだろうな、そんな印象でした。
しかし、覚醒剤の事件の後に出た動画などを見てみると、見かけはまぁ相変わらずですが(笑)すごく人間らしくて身近に感じました。
一番良かったなと思ったのが、自分の弱さを人に言えるようになったこと。
薬をまたやってしまうのではないかという不安と常に戦っていることをちゃんと伝えて、困った時助けてほしいと言えていること。
私は薬物依存について特別な知識があるわけではないですが、一人でその欲求と戦うのは気合だけではまず難しいのではないのかと思います。
不安だ、辛い、寂しいといった気持ちを自分だけで抱え込むとなるとますます薬物に手を出して楽になりたいとなる気がします。
きっと清原さんにとって、自分の弱さと向き合ってそれを表に出すというのはものすごく怖いことだったんじゃないかなと想像しました。
本当の自分は、世間の持っている強い清原和博のイメージとは正反対。
そのイメージを崩すことは自分のアイデンティティが揺らぐことでもあると思います。
それを乗り越えて、弱さを人に言えるようになったのは本当の強さの獲得なんじゃないでしょうか。
私にとって、そんな清原さんは魅力的です。
これからも、不安や苦しさや弱さを表現しながら、周りを頼って薬物との戦いに臨んでいってほしいです。
弱さをみせられるようになりたい
私自身もあまり弱さを見せられないタイプです。
でも、以前に比べると少しずつ言えるようにはなってきました。
実は、このブログも自分が周りの人には言えないようなネガティブなことや恥ずかしいことも表現できる場として考えています。
だから、家族の悩みなんかも書いているんです。
今後は悩みや弱さを周りの人に少しでも伝えられるようになっていきたい。
このブログはそのための第一歩です。
おまけ
清原和博さんが片岡篤史さんのYou Tubeに出られた動画を貼っておきます。